つい最近まで、WordPressはmysqlなしではインストールできないと思い込んでいた。
しかし、実はそんなことはなく、SQLiteを使えばmysqlなしでもWPをインストールできる のだ。
共用のレンタルサーバーでも、さくらインターネット、ロリポップ、99円レンタルサーバー、ドメインキング、サーバーカウボーイ、ロケットネット等で問題なく動くことが確認できている。
その手順は以下のとおり。
1. WordPress一式をダウンロードし解凍
2. SQLite Integrationプラグインをダウンロードし解凍
http://wordpress.org/plugins/sqlite-integration/
3. 2.の「sqlite-integration」フォルダ配下を1.の/wp-content/plugins/の下に移動
4. /wp-content/plugins/sqlite-integration/にあるdb.phpを/wp-content/直下に移動
コピーではなく移動することに注意。
5. 上のファイル一式をサーバーにアップロード
6. WPをインストールしたドメインにWebからアクセスし、WPの設定。
この時、wp-config.php 内のmysqlのdb名やユーザー名は使わないのでそのままでOK(=何でもOK)。
以上の手順であっけなくインストールは完了となる。
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よく問題が起こるのはインストール時に書き込みパッションがなくてエラーとなるところ。
その場合/wp-content/の下に作られたdatabaseフォルダを一旦削除し
パミッション757で同名のフォルダを作成してみるとうまくいくことがある。
どうしてもうまく作れない場合は、うまく作れた他のサイトの/wp-content/database/.ht.sqlite
をコピーして、「DB Browser for SQLite」等のsqliteを編集できるツールで開き、サイト情報を編集してアップロードして使用することも可能。
mysqlを使用せずにインストールできるということは、すなわちmysqlが使えないレンタルサーバーのプランでもWordPressが使えるということ。これはコスト的にも助かる。
ただし、いくつか注意点がある。
■mysqlを使うことが必須なプラグインは動かない。
例えば私がよく使っているプラグインの中では、「Yet Another Related Posts Plugin(YARPP)」や「Redirection」「Ktai Style」などがSQLite環境では使えない。
こちらも、使える同内容のプラグインを探すか、そもそもその機能を使わなければ済む話なので大きな話ではない(はず)。
■phpのバージョンが古すぎるとそもそもWordPressが入らない
例えば、レンタルサーバーの「@WAPPY」はPHPが5.1.6のため新しいWP自体を入れられないため、SQLiteを使う前段階でNGとなる。
WordPress with SQLiteというこの方法。
これについては、もっと早くに知っておきたかった。
<<追記>>
ログインID・パスワードは合っているはずなのにWordPress管理画面にログインできない時(それまではログインできたのに、ログインできなくなった時)は……
データベースファイル(.ht.sqlite)のパミッションがひっかかってる場合がある。
FTPユーザとWordPressのユーザが異なってしまうサーバーで起きやすいので注意。
例えば644になっていたら、646にしてみると。
わかっていても、パミッションは何度もハマる……成長しない私。