日本人の死亡原因の変化とその要因

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わたしが小さかった頃にスター選手だった衣笠祥雄(通称衣さん)が亡くなった。
先日、衣さんと同世代の星野仙一(通称仙さん)が亡くなったばかり。
そういう時代なのである。

衣さんの死因は大腸がんだとのこと。
このニュースを聞き、ふと気になり、日本人の死亡原因ってどうなっているのだろうと思い、いろいろと調べてみた。

ガンが30年以上にわたり日本人の死因の第1位

1981年から30年以上にわたり、ずっと悪性新生物(すなわち癌)が1位。

2016年のデータでは、28.5%が癌で死亡している。
ちなみに、2位は心疾患(15.1%)、3位は肺炎(9.1%)、4位は脳血管疾患(8.4%)、5位が老衰(7.1%)となっている。

男性は肺がん、女性は大腸がんがそれぞれ1位

癌のなかの部位の内訳を見てみると(同じく2016年)、
男性は、肺がんが20%超のダントツ1位、次いで胃がん、そして3位が大腸がん。
結構大腸がんも多いのだ。

一方女性は、男性ほどダントツで1位が多いわけでなく、大腸がん、肺がん、すい臓がんの順となっている。

男性が肺がんが多いのは、やはり喫煙の影響と。
今後はここも下がってくるのだろう。

なお、2013年の時点では
男性の癌の内訳も、胃がん、肺がん、大腸がんの順序だったのが3年で大きく変わっている。
胃がんが減っている要因としては、その1つに人間ドック等によって早期発見・治療が進んでいることがあるとのこと。

かつての死因1位は脳卒中だった

1981年にガンが死因1位となったわけだが、その前は何が多かったかというと1950年代の中頃から20年以上にわたり脳卒中が1位だった。

しかもそのピークである60年代前半から70年頃までの間は、癌の1.5倍ほどのダントツの1位だった。

今回調べて初めて知ったことだが、そもそも脳卒中というのは「脳の血管が詰まる脳梗塞のほか、血管が破れる脳出血、くも膜下出血」の総称のこと。

なので、一口に脳卒中が多かったといっても、その内のどれが多かったのかという話になるが
戦後しばらくは圧倒的に脳出血が多かったが、だんだんと減り、70年代には脳梗塞のほうが多くなっている。

脳出血の大部分は高血圧が原因。
当時は漬け物、干物、みそやしょうゆといった調味料などからたくさんの塩分を口にしていたうえ、効果的な高血圧治療薬(降圧薬)がなかったため、死亡率が高かったと。

なんとなくではあるが、カップラーメンやファーストフード等が増えた現在のほうが摂取している塩分は増えているような気がしていたが、
今や食品メーカーや外食産業各社も、ケアはしているということなのだろう。

調べてみて勉強になった。
そして、衣さんのご冥福をお祈りします。


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