「書評」カテゴリの記事 77 件

FIGARO掲載の角田光代さんのエッセイ「旅する理由」を読んで

フィガロジャポンの7月号に、「旅する理由」という角田光代さんのエッセイが掲載されていた。 どうやら毎月連載しているわけではないようで、今回が旅特集だったがために掲載されてようだが、これがなかなか自分に刺さる内容だった。 ・・・

江國香織さんの短編集「号泣する準備はできていた」を読んで

号泣する準備はできていた

江國さんの小説に接するのは、先日読んだ『つめたい夜に』に次いで二作目。 『つめたい夜に』でもそうだったが、言葉を選ぶセンス、表現の切れ味がずば抜けている。 そして、普段自分が無意識に漠然と思っていることを言葉にしてくれる・・・

俵万智さんの「よつ葉のエッセイ」を読んで

父親から譲り受けた本のうちの一冊。 俵万智さんの作品に触れるのは、『サラダ記念日』、『もうひとつの恋』(2005年12月に書評)に次いで三作目となる。 いずれも80年代のもの。 以下、心に留まった箇所を記していく。 出会・・・

江國香織さんの短編集「つめたい夜に」を読んで

名前はもちろん知っていたが、作品をちゃんと読むのは初めての作家さん。 友人から借りて、初めて接することができた。 読みやすさを気づかってくれたのか、小説の短編集だった。 なんだろう。 子どもや老人が登場する話がいくつかあ・・・

ベストセラー作家・池井戸潤氏の最新作「陸王」を読んで

陸王

初めて接する池井戸潤氏の作品。 ランニングシューズ×中小企業経営というところが、自分の境遇とも通じるものがあり、珍しく単行本を購入。   結果的には、文章のテンポがいいとも思えず、独自色が強い内容とも言えず、目・・・

宮脇俊三さんのエッセイ「椰子が笑う 汽車は行く」を読んで

椰子が笑う 汽車は行く

宮脇俊三氏の著作は、数年前に「シベリア鉄道9400キロ」を読んだことがあり、その本は捨てずにとってある。 本作には昭和58年~59年頃に書かれた鉄道旅行に関する四篇が収められている。 以下、備忘録的に、心に留まった箇所を・・・

「ちょっとそこまで」(川本三郎著)の備忘録と感想

著者の川本三郎氏については、映画評論でその名前は知っていた。 本作は、タイトルのとおり、”ちょっと”した旅についてのエッセイ集で、1980年代の中盤頃を中心に、1990年頃までに書かれた作品。   以下、記憶に・・・

寂聴 般若心経/瀬戸内寂聴著

般若心経

特定の宗教に心酔しているなんて事もないし、各宗教に対する好き嫌いもないが、人間が作り出した「宗教」という仕組みには興味があり、それに触れられる機会は持ちたいと常々思っていた。 また、一方で、瀬戸内寂聴の人となりにも興味を・・・

彼らの流儀/沢木耕太郎著

かれらのりゅうぎ

沢木耕太郎氏のエッセイは、いつ読んでも、どれを読んでも、安心して読める。 本作は、様々な人の「流儀」にまつわる、33編からなるエッセイ。 毎度のことながら、沢木氏の文章が醸し出すペーソスに触れつつ、登場人物の様々な人生か・・・

アジア発、東へ西へ/岸本葉子著

あじあはつ、ひがしへにしへ

はじめて触れた作家。 当然かもしれないが、宮本輝や椎名誠らと比べると表現力や感受性に差はあるものの、この作者が自分の足で行っている場所がユニークで、またそこで出会っている人々も変わっていて、興味深く読むことができた。 そ・・・

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