【書評・感想】 沖縄 裏の歩き方/神里純平著

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沖縄のガイドブックや旅行記は何冊も読んだことがあったが、このようなちょっとアウトロー路線のものは初めて。

著者は文章を書く専門家ではないため、文章としては足りない点もあるが、この本で初めて知ったことも多く、実用性もありそうで、勉強になった。

以下、参考になった点をメモ。

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松山のキャバクラの相場。一部の高級店を除けば、60分3000円~、80分4000円~、100分5000円~。協定で決まっている価格のため、逆にこれより安い金額を提示する店は、逆にぼったくりの可能性あり。
女の子は、地元7、島ないちゃー(内地出身で沖縄に住む)3の割合。

浦添の屋冨祖の多くの店はボトル制。泡盛で1本1万円が相場。

普天間。米兵相手ではなく地元民相手のローカルなお店あり。

コザの中の町社交外は、客が暴力団関係や肉体労働者などが多く、客層悪い。

沖縄随一の美人街、読谷にも、トリイ通信施設界隈に繁華街あり。

国際通りは値段の高さから地元民には敬遠されているが、久茂地交差点近くの三角公園近辺に1時間2000円で遊べるキャバクラあり。周辺にはガールズバーもあり(1時間1000円程度)。

辻のソープランド、相場は50分15000円程度。30分ながら1万円を切るところもある。全体的に女の子のレベルは高くない。

沖縄には援デリ業者が非常に多い。働く女の子はほとんど未成年のため注意。出会い系サイト経由での誘導も多い。

栄町社交街。沖縄最後の赤線地帯。動き出すのは夜10時過ぎ。店先に女の子が座り出す。料金は女の子との直接交渉で、15分5000円、1時間1万円と言われている。20代後半の女性が多い。仲介の婆さんに口車に乗ると、とんでもない相手が出てくることもある。

”なんみん”と呼ばれる波之上のホテル街。とにかく低価格。朝方から夕方までのサービスタイムが狙い目。最安店だと休憩12時間が2000円~2800円。

”やぎはる”と呼ばれるコザの泡瀬近くのホテル街。ドライブスルー型のホテルが密集。部屋ごとに区切られた駐車場に車を停めて、駐車場内部にあるボタンでシャッターを下ろすと、駐車場の奥にある部屋へとつながるドアが開く仕組みになっている。出る時は、シャッターは部屋代の精算を終えると自動的に開く。

北谷のストリップ劇場「チーチーズ」。なぜか本の中では”チー●ーズ”と伏せ字になっていたが、ネットで調べれば誰でもわかる。おそらくストリップ以外のサービスもあることを匂わせたからだろう。

ゲイのハッテン場として有名なのは、コザの県総合運動公園、那覇の桜坂、与儀公園

米軍基地問題は70年安保闘争以降、死に体であった左翼活動家やプロ市民にとって格好の活動の場所となった。沖縄でデモ活動、反対運動をしている者は、県外からきた者が大半を占めている。デモ現場では、東京の労働組合関係の旗が各所ではためいている。

●軍用地のメリット
1.国がバックについているのでデフォルトしない
2.確実な収入が毎年入る
3.不動産の担保価値が高い
4.法律で土地の評価が低く設定されるため、固定資産税が安い(国の借地権がついているため評価額は6割ほどになる)
5.希少価値があり、換金性に優れている
6.第三者への管理手数料等は不要。借地料は国から地主に直接振り込まれる
7.定期預金や国債より利息が高い
8.借地料は毎年上がり続けている

沖縄県警の覆面パトカーはだいたいクラウン。

沖縄北部の1泊1500円のゲストハウス。夜ご飯は宿泊者が作って持ち寄るという。どの宿かは書いていなかったが、おそらく、ここではなかろうか。

ヤシガニ。もともとは与那国島や石垣島などの離島の料理。なかなかの値段。

ヒートゥーという呼ばれるイルカ(厳密にはゴビレゴンドウという鯨の一種)料理。

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と、夜のお店から、軍用地、基地問題、ゲストハウスや料理まで、なかなか幅広いテーマを扱っていて興味深い。続編を出してもらいたいものだ。


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