100円自販機を中心とした自販機業界の攻防戦

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昨日の日経からもう1つ。

増税しても100円自販機は残るのかという話に関連して、自販機業界の仕組みと数字が興味深かった。

自販機はおもに3種類に分かれる。ひとつは飲料大手が自販機を持ち、商店街の店主などに頼んで置かせてもらう「直販型」だ。
2番目は、飲料大手と店主の間に専門の「オペレーター」が介在するもので、自販機はオペレーターが所有する。
もう1つが100円自販機の火付け役となった「格安ベンダー」が運営する自販機だ。

こういった3タイプあるというのも、はっきりとは知らなかった。

そして、面白いのが、飲料市場において、1996年にペットボトルが登場して以降、コンビニやスーパーでの売上比率が高まったということ。

飲料総研の調べで、自販機の売上比率は96年の47%から2012年の32%まで低下した。その間、自販機の台数は222万台から246万台へと逆に増えているから、自販機間で激しい競争が起きた。

そう言われてみると、ここ数年、自販機を使う率は下がっている気がする。

そして、そうこうしているうちに100円自販機が幅を利かせてくる。

自販機が乱立するエリアに、1台の100円自販機が置かれると、他の自販機の売上はぐっと落ち込む。下手すると定価の自販機は100円自販機の1/2程度の売上にまでなってしまうという。

当然店主は自分の自販機も値下げしたいと考え、直販型やオペレーター型をも巻き込んで競争が起こり、都内では3割程度の自販機で定価が崩れたとのこと。

3割って凄いな。

果たして増税後、100円自販機の値段はどうなるんだろうか。


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