高木監督と井端の口論で話題となったカットプレー考察

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

半年ほど前の話だが、2013年5月14日の中日-日ハムの交流戦で、カットプレーをめぐり高木守道監督と井端選手の間で口論がおこり、これがTV中継にも流れていたため話題となっていた。

両者のどちらが正しいかは、チームの取り決めもあって何とも言えないが、あるWebの記事で、以前中日の内野守備コーチを務め、WBCでも内野守備コーチを担当した高代延博氏の解説が載っており、参考になったので記録しておきたい。

まず、状況は以下のとおり。

4-3で迎えた七回二死二塁から、稲葉にセンター前へ打たれた同点タイムリーのシーン。大島は、ダイレクトでバックホームしたが、同点ランナーは、楽々と生還した。本来ならば、マウンド付近で、カットに入るべき一塁のクラークがそのポジションへの移動に遅れた。大島は、ダイレクト送球を選択したが、高木監督は、それならば「井端がカットに入るべきだった」とベンチ内で叱責、井端が「無理です」と答えたことが、この騒動の原因だとされている。

そして、高代氏曰く

この場面、セオリーでは一塁手がカットに入りますが、一塁手が動けない場合はチームで誰がカットに入るかを決めておくケースがあります。私が中日時代は、一塁のタイロン・ウッズが動けないので、二遊間がカットに入ることを決めていました。もしクラークが動けないので二遊間がカットに入ると決めてあって、井端がカットしていなければ問題です。でも、コーチの談話などを見ていると、セオリー通り、クラークがカットに入るのがチームのルールだったようですね。この時は、クラークがカットに入るのが遅れたのでしょう。
 
井端の頭の上を超えていくような打球でしたから、井端が、その守備位置からマウンド付近まで引いて来て、カットに入るのは無理です。逆に大島がジャックルをしたり、不慮のアクシデントで転んだりしてしまう場合に備えて、井端は、定位置から、さらにセンターへ寄るべきで、クラークが遅れたから『カットに入れ!』などというフォーメーションはありません。一塁のクラークが遅れたら、むしろマウンドに近い三塁手が動いてカットの位置に入るべきです(その場合、井端は三塁カバー)。

とのこと。さすがプロ、いろいろと事前に調整しているもんなんですね。

高代氏は、ひとつ興味深い話をしていて

山本浩二さんが言っていましたが、外野手はセーフのタイミングでもホームで殺そうとする職種

これは、なるほどと思わされた。つまり、カットがいないと遅いタイミングでもダイレクトにホームに投げがちだということ。

引用元はいずれもTHE PAGEのこちらの記事


サブコンテンツ