アクセス解析ツール「Piwik」をアップデートがてらいろいろいじってみた

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このブログにも入れている、アクセス解析ツールの「Piwik」。
オープンソースで無料で使えるうえ、がしがしカスタマイズもできるので結構気に入って使っている。

WordPress と同じく、ソフトウェア自体のアップデートも月に1度ぐらいの頻度で行なわれる。
開発者に報酬が入るわけではないのに、本当にありがたい限り。

ただし、オープンソースということもあるし、技術文書やネット上の情報も英語が多いため、アップデートをかけて何か問題が起こっても自力で直さないといけないという問題がある。
そこで、ここ数か月、アップデートしたい気持ちを抑えつつ、アップデートせずにやり過ごしていた。

しかし、どうしてもアップデートしたい理由ができてしまった。
それは、2.2.1でリファラスパムの設定が可能になっている点、そして、2.4.0でデータインサイト機能がパワーアップして使い勝手が向上していそうな点の2つ。

とりあえず、テスト用に別サーバーの入れているほうの Piwik をアップデート。
すると、アップデート自体は問題なく行なえたが、管理画面に

You are using the PHP accelerator & optimizer eAccelerator which is known to be not compatible with Piwik. We have disabled eAccelerator, which might affect the performance of Piwik. Read the related ticket for more information and how to fix this problem.

という Warning 文言が表示される。
どうやら、PHPアクセラレーターの eAccelerator が Piwik に適合していないので、それをオフにしろとのこと。
しかし、root がもらえない共用サーバーではそんな事ができるはずもなく。
ただ、この文言が表示されるものの、動き自体は問題なさそうなので、思い切ってメインサイトの Piwik をアップデートしてみることに。(テストサーバーとは別の業者のサーバーだし)
最悪、「/core/Plugin/ControllerAdmin.php」を修正して、上の Warning 文言をはかないようにしてしまえばいいかと。(おいおい…汗)

結果は、、、、、何の問題もなくアップデート完了。

 
では、念願だった機能を使ってみよう。

リファラスパムのドメインを設定

管理画面から設定できるのかと思いきや、config ファイルを編集する必要ありと。

現在の設定は「/config/global.ini.php」に書かれており、最新の2.5.0では semalt.com の1ドメインのみ記載されている。このドメインからのアクセスが嫌だったのは自分だけじゃなく世界中にいたことがよくわかった。

ドメインを追加・編集する場合は「/config/global.ini.php」を直接編集するのではなく、該当箇所を「/config/config.ini.php」にコピーして編集することは周知の通り。(自分は完全に失念していた)

インサイトプラグインを使ってみる

管理画面の[プラグインの設定]で一覧にある「Insights」を有効化。

ダッシュボードに移動し、例えば「ページタイトル」のウィジェットの下の部分を見てみると
insight
この図のように、左から2番目に今まではなかった電球の形のアイコンが存在している。それをクリックすると、

insight2
例えば、こんな感じ。

この図で言うと、前日と比べてアクセス数が増えたページと減ったページをピックアップして表示してくれている。表示件数は変えることができるし、比較対象も前の週の同じ日と比べたり、前月の同じ日と比べたりも可能。
さらに、日単位だけでなく、週単位、月単位での比較も可能。

実は、インサイト機能自体にフィーチャーした2つのウィジェットも用意されているのだが、現時点ではそちらの出来はまだイマイチな感じで、上のような別ウィジェットの一部機能として使う方が使いやすい。

 
アップデート自体とは直接関連はないが、ついでにほかに気になっている点もいじってみることにした。

ユーザーのIPからもう少しブレークダウンした場所を割り出す

わかったところでどうなるものではないが、デフォルトでは国レベルしかわからず味気ない。

まずは、管理画面の [マーケットプレイス] で 「IP2Location」 をインストール。
さらに、IP2Locationのサイト で会員登録(無料)をして、データーベースのバイナリファイル(おそらく容量が一番大きい1ファイル「IP2LOCATION-LITE-DB11.BIN」のみでOK)を「/plugins/IP2Location/data」に置けば設定完了。

無償のデーターベースなので精度は甘いらしいが、これでおおよその市区町村レベルまでわかるようになった。

プロバイダを正確に表示させたい

こちらもわかったところで、、、という気もするが、デフォルトだと、例えばSPモード(spmode.ne.jp)や、au(au-net.ne.jp)など、すべての ○○.ne.jp というプロバイダからのアクセスが ne とだけ表示されるひどい有様。

これは、.comや.netなどが主流の、欧米の仕様に沿っているからだろう。

そこで、まず、「/plugins/Provider/Provider.php」の中の、

の部分にjpドメインの前につく「ac」や「ne」などを追加して

このようにする。

すると、先ほどの
au-net.ne.jp が Au-net と表示されるようになる。一歩前進!

ただ、これだけでは足りない。

続いて、「/core/DataFiles/Providers.php」の中に、ドメインとプロバイダの対応リストを追加していく。

こんな感じで。
すると、au-net.ne.jp が au と表示される。

なお、細かい事だが

と書いても効かないので注意。

また、日本語を入れても大丈夫。

 

「リアルタイムビジター」と「ビジターログ」の見た目をいじりたい

まず、「リアルタイムのビジター」ウィジェット(=Live)で、Start/Stop ボタンとビジターログページへのリンクの位置を一番下から一番上へ移動させたい。
これは、「/plugins/Live/templates/index.twig」の中身をちょちょいといじって簡単に実現。

続いて、細かい点だが、同じく「リアルタイムのビジター」ウィジェットで、国旗画像にカーソルを合わせると表示される文字から「プロバイダー」という無駄な文字を削る。
これは該当ファイルを見つけるのに時間がかかった。
答えは、「/plugins/Live/templates/getLastVisitsStart.twig」。

さらに、「ビジターログ」では、国旗画像にカーソルを当てなくとも、常にエリア情報を表示させたい。
こちらは、「/plugins/Live/templates/_dataTableViz_visitorLog.twig」を編集することで対応できた。
なお、「ビジターログ」の日付/ビジター/参照元URL/アクションの各列の横幅のサイズは、スタイルシートではなく、このファイルの中で直に指定されている。幅を調整したい場合はその数字をいじってやればいい。

 
とまあ、もろもろの調整により満足度はさらに向上したのだが、使い勝手は今後もまだまだ良くなりそうで、今後も楽しみな Piwik なのであった。
 


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